“正解”よりも、“考える”を大切にする理由

「この問題、正解はなに?」
「どうやってやれば、うまくいくの?」
子どもたちと関わっていると、こんな質問をよく受けます。
もちろん、正解を求める気持ちは自然なこと。
でも、Trimの教室では、“正解”を急ぐよりも、
『なぜ、そう考えたのか?』を大切にしています。
間違えること=失敗ではない
私たち大人もそうですが、
「間違える=悪いこと」と思い込んでいる子はとても多いです。
でも、Trimの活動では、
間違えたときこそ、「どうしてそう思ったのか?」を一緒にたどってみます。
そうすると、そこには、その子なりのちゃんとした“理由”や“考え”があって、
その子なりのロジックがちゃんとあります。
「そうか、そう考えたんだね」
「じゃあ、別のやり方も試してみようか」
そんな対話が、“間違い”を価値ある時間に変えてくれます。
正解よりも、“考える力”が未来をつくる
これからの社会では、
「誰よりも早く正解を出す力」よりも、
「問いを立て、深く考え、対話をしながら進む力」が求められます。
Trimの教室では、
・問いを自分で見つけること
・考えを言葉にすること
・違う意見にふれて揺れること
を何よりも大切にしています。
それは、“正解”を教えるのではなく、
“考える習慣”を育てているからです。
だからこそ、答えをすぐに言わない
子どもが悩んでいるとき、
大人はつい「こうすればいいよ」と教えてあげたくなります。
でも、その“すぐの正解”は、
子どもにとって、思考のチャンスを奪ってしまうことも。
時間がかかっても、
失敗しても、
遠回りになっても、
「自分の頭で考えた」経験は、
何よりもその子の**“自信”**になっていきます。
今日も、考えることを楽しもう
Trimの教室では、
“正解を出す”ためじゃなく、
“考えることを楽しむ”ために、活動をしています。
子どもたちが「考えるって面白い」と思えた瞬間に、
その子の“探究”は、もう始まっているのです。