お子様に「○○しないように」と思っていませんか?

「失敗しないように」
「傷つかないように」
「遠回りしないように」
「嫌な思いをしないように」
子どもに関わるとき、
私たちはつい心の中で
「○○しないように」 という言葉を
たくさん使ってしまいます。
それは、心配だから。
守りたいから。
人によっては、
できるだけ楽な道を歩かせてあげたいから。
とても自然な気持ちだと思います。
でも、ふと立ち止まって
考えることがあります。
「“しないように”の先に、何が残るのだろう?」
たとえば、
英語ができない親が
「子どもが英語で困らないように」と
英語を学ばせたとき。
もしその子自身が、
それを望んでいなかったとしたら。
その学びは、
誰のためのものになるのでしょうか。
「しないように」が奪ってしまうかもしれないもの
失敗しないように守られた子は、
失敗したときに
どう立ち直ればいいかを学ぶ機会を
失ってしまうかもしれません。
傷つかないように避けてきた子は、
誰かと本気で関わったときの
喜びや痛みを知る経験を
持たないままかもしれません。
遠回りしないように
正解だけを教えられた子は、
自分で考え、選ぶ力を育てる時間が、
少しずつ減っていくかもしれません。
Trimの教室で大切にしていること
Trimの教室では、
「○○しないように」よりも、
徹底的に本音で、本気で向き合うことを
大切にしています。
その中で、
こんな問いを子どもたちと重ねていきます。
- 失敗したら
「そこから何を学べる?」 - うまくいかなかったとき
「どう考え直す?」 - 「本当は、自分はどうしたかった?」
「次はどうしたい?」
もちろん、放任とは違います。
見守ることと、手放すことは違う。
必要なときには支える。
でも、答えを先に渡しすぎない。
その中で子どもたちは、少しずつ
- 自分で立ち直る力
- 考え続ける力
- 選んだ結果を引き受ける力
を身につけていきます。
失敗の数だけ、経験が増えていく
最近、こんな場面がありました。
うまくいかずに落ち込んでいた子が、
振り返りの中で、ぽつりとこう言いました。
「最初はイヤだったけど、ちゃんと考えたら、
次どうすればいいかわかってきた。」
その表情は、
誰かに言われた正解をなぞっている顔ではなく、
自分でたどり着いた人の顔でした。
「○○しないように」から、
「なぜそれが起きたのか」「どう向き合うか」へ
子どもに起きる出来事を、
すべて避けてあげることはできません。
でも、
起きた出来事の理由を一緒に考え、
それにどう向き合うかは、
共に考えることができます。
失敗しないように、ではなく
失敗しても、また立ち上がれるように。
傷つかないように、ではなく
傷ついたときに、誰かとつながれるように。
Trimの教室は、
そんな力を育てる場所でありたいと
思っています。
