フリースクールの生徒が、今週3回も学校へ行き、放課後に友達と遊びに行った話

フリースクールに通っている生徒がいます。
転校してきて、約一年弱。
学校に行くこと自体が、とても大きなハードルでした。
朝起きること。
朝食を食べること。
玄関を出ること。
その一つひとつが、
本当に大きな挑戦でした。
だから私たちは、
「早く戻そう」とはしませんでした。
戻すことよりも、
安心をつくることを優先しました。
少しずつ、少しずつ
夏の探究ほっとルームでつながり、
秋の餅つきイベントでは、一人スマホばかり見ていて、
冬キャンプに参加し、
冬の探究ほっとルームに通い、みんなと遊び、
フリースクールで安心できる時間を重ねる。
その中で、
- 人と関わることが少し楽になる
- 自分の気持ちを言葉にできるようになる
- 「やってみようかな」が増える
そんな変化が、
静かに積み重なっていきました。
そして先週。
初めて週3日、学校へ行きました。
それだけでも大きな一歩。
でも、驚いたのはそのあとでした。
帰宅後、玄関にランドセルだけ置いて、
友達と遊びに行ったそうです。
「学校に行けた」も大きなこと。
学校に行けたことだけでも、もちろん嬉しい。
でも私が一番嬉しかったのは、
「放課後に友達と遊びに行った」
事実でした。
これは、
行かなきゃいけない場所に行ったのではなく、
「自分で選んで外に出た」ということ。
心が外に向いた証拠。
保護者様との対話の中でも出てきたのは、
「変えようとしたから動いたのではなく、安心が積み重なったから動いた」
という言葉でした。
無理に動かさない
フリースクールで大切にしているのは、
- 急がせない
- 比べない
- 評価しすぎない
でも、
- 一人にはしない
- ちゃんと見ている
- 必要なときは支える
という姿勢です。
安心できる場所があると、
子どもは自分のタイミングで動き出します。
それは、
大人が引っ張った動きではなく、
内側から生まれた一歩です。
長い時間をかけて育ったもの
週1登校でも難しかったのに、
こんなにも早く週3登校や放課後に友達と遊ぶとは…
嬉しくしょうがありません。
今は、少しずつ、確実に前に進んでいる。
これは奇跡ではなく、
積み重ねの結果。
小さな成功体験。
小さな選択。
小さな安心。
Trimの教室で、それらの土台をつくりました。
子どもは、変えられて育つのではなく、
安心の中で、
自分で戻ってくる力を育てていく。
昨日は、その姿をはっきりと見せてもらった日でした。
焦らなくていい。
比べなくていい。
ちゃんと、育っています![]()
