探究RPG『選ぶ』ことで育つ、自分で決める力
〜探究RPG、歴史の舞台から未来へ〜
Trimの教室ではこの夏、子どもたちが歴史上の人物になりきり、
自ら選び、決断し、仲間と対話しながら物語を進める「探究RPG講座」を開催しています。
7月は2日間にわたり、
- 7月24日(水)足利義満編
- 7月25日(木)織田信長編
を実施しました。
正解のない歴史の分岐点で、「自分だったらどうする?」を問い続けた2日間。
そこには、ゲームを超えた深い学びと成長の姿がありました。
⚔️足利義満編〜2つの権力の頂きを手にした将軍〜
南北朝の分裂をどうまとめるか?
“日本国王”と名乗るべきか?
守護大名をどうまとめ、文化や外交にどう向き合うか?
それぞれのステージで決断が求められるたびに、子どもたちは仲間と意見を交わし、
歴史を“自分ごと”として考える姿勢が自然と生まれていきました。
「公家の意見を無視したら、敵が増えるよね」
「明と日本国王の話、天皇とのバランスも取っていて、すごいね」
「自分の子供は信じてあげないと育たないよね」
力・文化・外交・信頼——
義満が向き合ったテーマは、まさに現代にも通じるものばかり。
子どもたちの思考は、歴史と現在をつなぎながらどんどん深まっていきました。
🔥織田信長編〜天下布武への道〜
革新を進めるか?古い秩序を壊すか?
敵対する勢力と戦うか?和を結ぶか?
天下を目指した信長の選択肢を前に、子どもたちは何度も自問自答していました。
「自分の理想を通すのも大事。でも、他の人の意見も聞かないと」
「お寺を焼いたり、将軍を追い出したり、ってあり得ないけど、理由もあったんだね」
「自分でなりたいリーダー像を考えて、決めた道を進むって、怖いけどワクワクする」
その選択が正しかったかではなく、
「なぜ、それを選んだのか?」を振り返ることが、このプログラムの要。
「自分はこんな天下をつくりたい!」という最後の発表では、
一人ひとりが自分なりのビジョンを語る姿が、とても頼もしく映りました。
🌱「選ぶ」ことを通じて育った力
今回の探究RPGを通して、子どもたちが育んだのは──
- 自分の考えを持ち、言葉にする【自己表現力】
- 相手の意見に耳を傾ける【対話力】
- 判断の背景を考える【思考力】
- 「自分で決めた道」を振り返る【内省力】
ゲームのような楽しさの中に、人生にもつながる力が詰まっていました。
📢8月の探究RPGも、続々開催!
7月に参加できなかった方もご安心を!
8月も、新たな主人公たちでRPG講座を開催します🎉
🌀8月21日(水)坂本龍馬編
未来を変えるために、動くか?守るか?
幕末の志士・龍馬として、国を動かす選択をします。
交渉・行動・信念がカギになるステージ!
🌸8月24日(土)徳川家康編
「最後に勝つのは誰か?」
慎重に、粘り強く、チャンスを見極める家康の視点で戦国の終焉を迎えます。
“待つ力”と“信じる力”が試される構成です。
✨さいごに
Trimの教室では、「選ぶこと」を通して“自分で決める力”を育てています。
正解が一つではない問いに向き合い、自分の意思で決断し、振り返る。
そんな体験の積み重ねが、
子どもたちの未来をひらく「学びの冒険」になると信じています。