江戸時代の子どもは、アンパンマンを好きになれない~知っているからこそ、好きになれる~

「子どもには、好きなことを見つけて、深めてほしい」

保護者の方がよく口にしてくださる願いです。
そしてその“好き”は、「自分で問いを立てる力=探究力」の大切な原動力でもあります。

でも、ここでひとつ問いがあります。

「好きになる」って、どうやって起こるのでしょうか?

たとえば、江戸時代の子どもにアンパンマンを見せたらどうなるでしょう。
…いえ、そもそもアンパンマンという存在すら“知らない”のです。

つまり、「知っている」からこそ、「好きになるかどうか」が初めて問える。
“知っている”という知識がなければ、“好き”という感情も生まれようがないのです。

けれど、だからといって知識ばかりを詰め込むことが目的になってしまえば、本末転倒です。
「知っていること」そのものがゴールになってしまうと、
子どもたちは“知識量の多さ”で評価される世界に縛られてしまいます。

Trimの教室が大切にしているのは、
知識をベースにしながら、そこから「自分で考え、探究する力」を育てること
です。

知ることで世界が広がり、そこから問いが生まれます。
好きになるきっかけを届け、深めたくなる場面をつくり、
“知って終わり”ではなく、“気づいて、考えて、自分なりの意味を見つける”学びへつなげていく。

子どもが「なんで?」「もっと知りたい!」と目を輝かせるその瞬間は、
知識と探究が結びついた、かけがえのない出発点です。

Trimの教室では、その“出発点”をつくり、そこから深めていける環境を丁寧に整えています。

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